進学塾/予備校情報

進学塾・予備校のトレンド/ネット・IT活用



総務省による2014年(平成26年)度版情報通信白書によると、パソコンの世帯普及率は81.7%。インターネットの人口普及率は82.8%となっていて、今や国民の生活に欠かせないツールのひとつとなっています。

進学塾や予備校でもインターネットやITを活用した取り組みが始まっています。「校舎が遠い」、「受講料が払えない」、「スケジュールが合わない」など、これまでは通学を困難にしていた諸問題が解決されるケースも多く、今後もさらなる改善が期待されています。では、具体的にはどのような取り組みがなされているのでしょうか。いくつか例を挙げてご紹介します。

インターネット予備校の出現

インターネット予備校の出現

インターネットの発達により、自宅にいながら好きな時間に授業・講義を受けることができる教育システムが開発されています。これらの受講システムは「インターネット予備校」や「オンライン予備校」、「ブロードバンド予備校」などと呼ばれています。大手進学塾・予備校などがサービスの一環として導入している他、ここ数年でインターネット専門の教育機関も続々と登場しています。

これらのサービスの多くは、通学タイプのコースに比べて受講料が安く設定されています。交通の便が発達していない地域に暮らす子どもたちも、都心にしかない進学塾・予備校の講義が受けられるようになりました。

インターネットによる受講システム

インターネット上のサイトから希望の講義映像をダウンロードし、自分の都合の良い時間に視聴することができます。料金を追加しなければ、ひとつの講義は1度しか見られないよう制限が掛かっている場合もあります。大手予備校などでは、難関大学受験に必要な講座をいくつか組み立てたユニット商品として提供している例もあり、効率的に勉強を進めることができます。カリスマ講師など人気講師の講義を自宅にいながら受けることができるのもメリットです。

注意したいのは、双方向のやりとりを確立している塾・予備校は少ないこと。質問はあとでメールなどにより行なうことになります。

iPadなど電子テキストで受講スタイルが変わる

テキストや解答用紙も様変わりが進んでいます。これまでは主に紙だった物が、iPadなどの電子テキストを取り入れる進学塾・予備校も増えてきました。電子テキストは通常、無償で貸し出され、講義・授業は講師から直接受けられます。

電子テキストのメリットは、テキストや参考書、プリントなどかさばりがちな書類を、軽くてコンパクトな電子テキスト内にデータとしてまとめられる点です。自宅ではもちろん、電車のなかなどいろいろな場所で開くことができ、時間の有効活用にも役立ちます。ゲーム感覚で問題集に挑めるのも、魅力となっているようです。

民間会社が実施した調査によると、iPadを活用したクラスと紙のテキストなどを使ったクラスでは、前者のほうが予習・復習を十分に行ない、成績や理解度も高かったという結果も出ています。

ただし、電子テキストの導入はまだ試験段階にあるとも言えます。画質のさらなる向上が求められるなど、今後の改善が求められています。